昨日身延線の中で、石原慎太郎著の「天才」を読み終えた。
田中角栄の自伝的作品だが、角さんのパワーや人心掌握術に圧倒された。
著者自身も政治の舞台で幾度となく角さんと対立したわけだが、ある意味羨望の眼差しで相手を見ていたのではないか?
そんな気がさせられた。
かの「ロッキード事件」に関しては、角さんはアメリカの言いなりにならなかったために政治の表舞台から抹殺されたとのこと。
当時の角さんにすれば「たかが五億の金でそんなヘマをするか!」と言いたいところだったのだろう。
時を経て今、「アッキード問題」で政局が揺れている。
角さんからしたら「そんな些細なことばかり気にしないで大局を見ろ!」とでも一喝されるのではなかろうか。
藤井六段が本年度の記録4部門全てで1位になることが確定した。
こちらの天才の活躍は、まだ序章の段階であろうと思います。